ビッグアラジン（2003年生、母アンフォイルド）

ビッグアラジン（2003年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アラジン」。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時11歳）と交配したアンフォイルドが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は山下恭茂。戦績は、中央平地3戦0勝、地方22戦13勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年のダイヤモンド特別(C1-1)。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

3月11日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず最後はニシノスカーレットと並んで8着同着となった。

3月19日、連闘で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月20日、中6週で迎えた4戦目は、緒方洋介騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るライナーノーツを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

10月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、秋嶺特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で緒方洋介騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

10月29日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた6戦目は、一般F2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で緒方洋介騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラウイニングを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて優勝

11月11日、中1週で迎えた7戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般E5（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタガノサンデーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月16日、中4週で迎えた8戦目は、一般E5（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプリンセススピカを上がり0位の末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

12月31日、中1週で迎えた9戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、年末年始は馬次第特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーワハスラーを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を手中に収めた。

4歳（2007年）

1月14日、中1週で迎えた10戦目は、小正月特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンマルチカラを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

2月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、一般D6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（2戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカネマサヘイローを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月18日、中4週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた12戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、ヤングテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクールアイメイクを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って怒涛の5連勝を決めた。

4月22日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた13戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイシンオードリーに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

11月3日、約6か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るゼンノイグアスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて9勝目を掴み取った。

12月23日、中3週で迎えた16戦目は、ターコイズ特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2008年）

1月6日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のウィンエースをアタマ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

2月11日、中4週で迎えた18戦目は、アメジスト特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた19戦目は、アクアマリン特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハナノリンダを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って勝利数を11に伸ばす

4月20日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエプソムブリッジを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月5日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（8戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスターオブジャンプを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って制した。

5月24日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（9戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヘイラホップを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月31日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（10戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヘイラホップを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6月15日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（11戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。