サクラウイニング（2001年生、母ナプ）

サクラウイニング（2001年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部。勝利、勝鞍を呼んでくれるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時11歳）と交配したナプが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、中央平地4戦0勝、地方26戦6勝2着2回。2004年の菊水賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2003年）

7月2日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月8日、連闘で迎えた2戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のイリヤッドに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月15日、連闘で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジII（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた4戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジII（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシセイキラメキから2馬身半差の2着に敗北した。

8月28日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジI（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のワンダフルイモンに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月15日、中6週で迎えた6戦目は、2歳オープンのアドマイヤコジーン賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渋谷裕喜騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンのマヤノトップガン賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渋谷裕喜騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

3歳（2004年）

2月4日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマキオグローリーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた10戦目は、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた12戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマキオグローリーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて4勝目を掴み取った。

5月20日、中2週で迎えた13戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で岩田康誠騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホクセツガーデンに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月5日、中1週で迎えた14戦目は、3歳500万下の白藤賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岩田康誠騎手（6戦3勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

7月14日、中5週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岩田康誠騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2005年）

3月16日、約8か月の休み明けで迎えた16戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上A2-2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

8月21日、約4か月半の休み明けで迎えた18戦目は、西内忍騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、リードを2馬身以上確保して、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた19戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、JBCまで40日特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

10月9日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、がんばる競馬激励特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた21戦目は、霜降特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2（高知ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた23戦目は、愛媛県いしづち特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上田将司騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で上田将司騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた25戦目は、冬至特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で上田将司騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5歳（2006年）

1月2日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で上田将司騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアクションアラートに3馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、祝HP開設5周年特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で上田将司騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

8月5日、約4か月半の休養明けで迎えた28戦目は、体操キャラバン特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で上田将司騎手（9戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた29戦目は、一般C2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で上田将司騎手（10戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

10月29日、中7週で迎えた30戦目は、一般F2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で上田将司騎手（11戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビッグアラジンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。