セントナダラ（1984年生、母ニシノテラシナ）

セントナダラ（1984年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のレツドアラート（当時13歳）と交配したニシノテラシナが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地11戦3勝2着4回、地方3戦0勝。1987年のセントライト記念(G2)で2着に入った他、1986年のいちょう特別(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田村駿仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

7月20日、デビュー戦は津曲幸夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったオールパシフィックに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキョウエイホクトに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月31日、中3週で迎えた3戦目は、2歳G3の新潟3歳ステークス（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で津曲幸夫騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

10月25日、中7週で迎えた4戦目は、2歳オープンのいちょう特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津曲幸夫騎手（3戦1勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたメリーナイス決め手に屈してアタマ差の2着となった。

3歳（1987年）

6月20日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、4歳400万下（福島芝1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で津曲幸夫騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したニューヤングシチーを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

7月12日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下のほおずき賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で津曲幸夫騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

8月1日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のタカノハホマレに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

8月16日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は津曲幸夫騎手（6戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダイナボンダーに1馬身の差をつけて優勝

9月27日、中5週で迎えた9戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津曲幸夫騎手（7戦2勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったメリーナイスを半馬身捉え切れず2着となった。

5歳（1989年）

8月6日、約22か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた10戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で津曲幸夫騎手（8戦2勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

9月23日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上1400万下のセプテンバーステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で津曲幸夫騎手（9戦2勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

6歳（1990年）

9月24日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、長月特別（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた13戦目は、錦秋特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた14戦目は、吉川豊光騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（新潟(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。