マツノテイオー（2004年生、母ファーストスマイル）

マツノテイオー（2004年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より＋帝王」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時16歳）と交配したファーストスマイルが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は飯原牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方26戦11勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年のむつき特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

2月3日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた2戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

9月22日、約7か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月4日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、もっと牛乳を飲モ～!（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた5戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、安藤秀昭還暦記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメモリーチャレンジに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2008年）

1月2日、中5週で迎えた6戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

1月13日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルクアプサラスに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月4日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エアギャラクシーに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフィールドラブに3馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

3月16日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサークルゲームを半馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

4月19日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテンジンエンムスビを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で真島正徳騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスズノオーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5月17日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で真島正徳騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアプローズビコーに1馬身半の差をつけて優勝

5月31日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で真島正徳騎手（8戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、デルマイザベルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月15日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で真島正徳騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハクユウワンダーに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月6日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で真島正徳騎手（10戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のティーエスオリジンに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月20日、中1週で迎えた17戦目は、ルビー特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で真島正徳騎手（11戦7勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた18戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、オーガスト特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた19戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエーシンスウォードを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月21日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（12戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メイショウトウゲンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月4日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（13戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒカリエレガンスに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

11月9日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C1九 C2四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のシャインスターオーに1馬身3/4の差をつけて10勝目を達成した。

12月4日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1四五（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた24戦目は、忘年特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

5歳（2009年）

1月20日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、むつき特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のトカチヒビキに1馬身の差をつけて制した。

3月3日、中5週で迎えた26戦目は、春雷特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた27戦目は、中野区特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

4月22日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた28戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、池袋特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた29戦目は、成増特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（6戦2勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では稲妻のようなを披露し、3着に入り込んだ。