メリオラ（2014年生、母Stop Traffic）

メリオラ（2014年5月21日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「より良い、より優れた（ラテン語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のGiant's Causeway（当時17歳）と交配したStop Trafficが22歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地9戦1勝、中央障害6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

9月11日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスワーヴリチャードをハナ差振り切って初白星を挙げた。

12月25日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3歳（2017年）

1月15日、中2週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

5月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

9月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

4歳（2018年）

3月3日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の唐戸特別（小倉芝1800m 雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

4月22日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6月17日、中7週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。5着を確保した。

6月30日、中1週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマッシヴランナーから1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月19日、中3週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金子光希騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で金子光希騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のセガールフォンテンに2馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。