ウエスタンマリーヤ（2015年生、母ウエスタンベッラ）

ウエスタンマリーヤ（2015年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時15歳）と交配したウエスタンベッラが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はウエスタンファーム。主な勝ち鞍は2018年の肥後菊特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ウエスタンファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

10月22日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 雨/不良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3歳（2018年）

1月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

2月24日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で義英真騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月29日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で義英真騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入った。

5月13日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で義英真騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったトウケイゴコウに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

6月2日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で義英真騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月14日、中5週で迎えた8戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたメイショウハニー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月26日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

10月9日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のメジロ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったネコマレーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月18日、連闘で迎えた12戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の肥後菊特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るネコマレーを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2019年）

4月18日、約6か月の休養明けで迎えた13戦目は、ひなぎく賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスターストリームを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月1日、中1週で迎えた14戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、ヘラクレス座特別（名古屋ダート1800m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

5月15日、中1週で迎えた15戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエイシンツリーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月21日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハーツジュニアに2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

2019年8月23日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

9月21日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた18戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた19戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

12月14日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5歳（2020年）

2月9日、中7週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月1日、中2週で迎えた22戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4月12日、中5週で迎えた23戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

10月3日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた26戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

12月19日、中8週で迎えた27戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。5着を確保した。

6歳（2021年）

1月10日、中2週で迎えた28戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

2月6日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は上野翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

2021年2月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。