セイリューオー（1994年生、母グッドマイラブ）

セイリューオー（1994年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時9歳）と交配したグッドマイラブが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中神牧場。戦績は、中央平地10戦3勝2着2回、地方16戦1勝2着2回。1996年の札幌3歳ステークス(G3)に勝利した他、1998年の中山金杯(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

7月7日、デビュー戦は横山賀一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジンデンゴーヒメを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月28日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の札幌3歳ステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシンコウエトワールを半馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

9月21日、中7週で迎えた3戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベンザイテンを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って負け無しの3連勝を決めた。

12月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で横山賀一騎手（3戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

3歳（1997年）

1月18日、中5週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたメジロブライト決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4月13日、中8週で迎えた7戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

6月1日、中6週で迎えた8戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

12月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

4歳（1998年）

1月5日、中1週で迎えた10戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、勝ったグルメフロンティアにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6歳（2000年）

8月16日、約32か月の休み明けで迎えた11戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、北海道えぞまつ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた12戦目は、米川昇騎手を鞍上に迎えて、日本農業新聞特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（2001年）

5月17日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、胆振軽種馬農業協同組合特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月30日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、うらかわ優駿ビレッジ「アエル」特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた15戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のステイヤーズカップ（札幌(地)ダート2400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月25日、中5週で迎えた16戦目は、ネプチューン特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた17戦目は、さるふつホタテ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの登別地獄祭り特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のモミジイレブンに半馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

9月19日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ地方重賞の瑞穂賞（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノジェネラスから1馬身半差の2着となった。

10月18日、中3週で迎えた20戦目は、門別沙流川特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったチェイスチェイスから5馬身差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた21戦目は、日高軽種馬農業協同組合特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた22戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。9着に終わった。

8歳（2002年）

8月22日、約9か月の休み明けで迎えた23戦目は、登別地獄祭り特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた24戦目は、ガーネットスター特別（旭川ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

10月3日、中3週で迎えた25戦目は、門別厚別川特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐冬樹騎手（10戦1勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ地方重賞の瑞穂賞（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で五十嵐冬樹騎手（11戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。