ムーンクレイドル（2005年生、母ストームティグレス）

ムーンクレイドル（2005年1月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「月＋揺りかご」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時7歳）と交配したストームティグレスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地6戦1勝、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

7歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

東京サラブレッドクラブにて総額2,400万円（6万×400口）で一口馬主が募集された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

6月7日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は518kg。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

10月5日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

11月17日、中5週で迎えた4戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C31（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のティアップタイガーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月24日、連闘で迎えた5戦目は、さちこ三十路記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエムズドリームに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2009年）

6月13日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマッキービーナスを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。