メイショウヤエガキ（1993年生、母コニーストン）

メイショウヤエガキ（1993年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリエイター（当時7歳）と交配したコニーストンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、中央平地6戦3勝2着1回。1996年のフラワーカップ(牝G3)で2着に入った他、1995年のホープフルステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

11月5日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るマジックリボンを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

12月2日、中3週で迎えた2戦目は、M.キネーン騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヤマニンメテオールに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月24日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のツクバシンフォニーを半馬身振り切って負け無しの3連勝を決めた。

3歳（1996年）

3月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦2勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったヒシナタリーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月7日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（3戦2勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

5月26日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（4戦2勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく17着に敗れた。