ティップトップ（2011年生、母アドニータ）

ティップトップ（2011年2月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「極上」。毛色は鹿毛。種牡馬のDubawi（当時9歳）と交配したアドニータが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地25戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

10月5日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

12月1日、中7週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

3歳（2014年）

2月2日、中8週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

5月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

7月13日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に敗れた。

8月24日、中5週で迎えた6戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、6着に終わった。

10月14日、中4週で迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた13頭をごぼう抜きし、最後は2着のエイシンパラダイスに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月6日、中7週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線に入ると、前で粘るヴァイセフラウを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4歳（2015年）

3月22日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

4月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

7月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

10月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヒデノヒロインに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2016年）

1月10日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（5戦3勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウワダイコに半馬身届かず2着となった。

3月19日、中9週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の恵那特別（中京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡康太騎手（6戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したウォリアーズソウルを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月31日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

10月9日、中9週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（7戦3勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

11月5日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（8戦3勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6歳（2017年）

1月7日、中8週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（9戦3勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月12日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。