スエルテミノル（2014年生、母フェバリットガール）

スエルテミノル（2014年5月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「運命(西)+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサマーバード（当時8歳）と交配したフェバリットガールが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。主な勝ち鞍は2018年のグラドル文化祭お見送りライブ特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

3月5日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

3月25日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

9月3日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

12月7日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた4戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の栗下実勇退記念（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るミコタマを次元の違う末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

4歳（2018年）

1月19日、中5週で迎えた5戦目は、一般C2九十（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた6戦目は、高野先生おめでとう記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したスガノファスリエフを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

3月13日、中4週で迎えた7戦目は、弘幸・愛実結婚3周年記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスリースピナーズに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月15日、中8週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた8戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったクロヒゲに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月12日、中3週で迎えた9戦目は、夏椿特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタカラビートに4馬身の差をつけて優勝

6月18日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた11戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で和田譲治騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るウインフィロソフィを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月25日、連闘で迎えた12戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦のウミネコ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のビートフォーセールに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月9日、中1週で迎えた13戦目は、グラドル文化祭お見送りライブ特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（8戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のバルミーゴーラに1馬身の差をつけて5勝目をマークした。

5歳（2019年）

2月17日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3月9日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月28日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの響灘特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた17戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

11月10日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた19戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったスマートフルーレに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6歳（2020年）

9月26日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

11月7日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入り込んだ。