ゲキザル（2019年生、母トゥモローズライト）

ゲキザル（2019年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「外記猿。日本の古典音楽の曲名」。毛色は芦毛。種牡馬のザファクター（当時11歳）と交配したトゥモローズライトが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は広富牧場。主な勝ち鞍は2022年のペリドットフラワー賞(C1以下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、広富牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、橘倍男によって440万円で落札された。

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

1月8日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったサザンエルフにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月6日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた6戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイト菖蒲特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

6月25日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

8月2日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦のペリドットフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡村健司騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエースストライカーに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月2日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず13着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた10戦目は、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は岡村健司騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したケルンコンサートを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月27日、中5週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

4歳（2023年）

3月29日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、逆瀬川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月8日、中0週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

6月18日、中9週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた14戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

7月1日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入った。

7月29日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

9月9日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢一樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴキゲンサンに半馬身届かず2着となった。

10月1日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢一樹騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菊沢一樹騎手（6戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

12月3日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

12月28日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入った。

5歳（2024年）

1月14日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

3月17日、中6週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（8戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた26戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したカイザーブリッツにクビ差届かず2着に惜敗した。

4月14日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月2日、中6週で迎えた28戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は原優介騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた29戦目は、大江原比呂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

6月23日、連闘で迎えた30戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大江原比呂騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

9月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大江原比呂騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で大江原比呂騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた33戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は原優介騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月3日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（9戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。