エルジェネシス（1990年生、母ボールドアリゲーション）

エルジェネシス（1990年4月6日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のEl Gran Senor（当時9歳）と交配したボールドアリゲーションが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は神奈川県、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地18戦4勝2着2回、地方14戦0勝。1994年の仁川ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

11月7日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は498kg。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ラリーキャップに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3歳（1993年）

2月7日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマジックフィールに約14馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

2月14日、連闘で迎えた3戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

3月27日、中5週で迎えた4戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

12月12日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のニューアラシに3馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

4歳（1994年）

1月5日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下の初夢賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小屋敷昭騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のライトオレオールに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月30日、連闘で迎えた8戦目は、ハンデ戦の暁晴山ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小屋敷昭騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた9戦目は、再度山ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、バンブーゲネシスに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月12日、中2週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、長良川ステークス（中京ダート1700m 雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のヤエノジョオーに4馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

3月26日、中1週で迎えた11戦目は、仁川ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月14日、中6週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

12月11日、約7か月の休養明けで迎えた13戦目は、元町ステークス（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

5歳（1995年）

1月5日、中3週で迎えた14戦目は、門松ステークス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた15戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、アレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた16戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は橋本広喜騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の白富士ステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた18戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の鳴門ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

8月14日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、宮浦正行騎手を鞍上に迎えて、ジュピター賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた20戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、クリスタルナイトカップ（大井ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月15日、中4週で迎えた21戦目は、フェアリーテール賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月24日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、コメット賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（1996年）

7月25日、約9か月の休み明けで迎えた23戦目は、小安和也騎手を鞍上に迎えて、シリウス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた24戦目は、トワイライトカップ（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小安和也騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。13着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた25戦目は、アデレードシティカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小安和也騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた26戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、クリスタルナイトカップ（大井ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた27戦目は、ムーンライトカップ（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。14着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた28戦目は、村上頼章騎手を鞍上に迎えて、ドラマチックナイト賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた29戦目は、スターサファイア賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上頼章騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。13着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた30戦目は、トパーズ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上頼章騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた31戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ステンドグラス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。14着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた32戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、イヤーエンド賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。