マジックフィール（1990年生、母タケノキャッスル）

マジックフィール（1990年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワツスルタツチ（当時7歳）と交配したタケノキャッスルが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武岡牧場。戦績は、中央平地20戦0勝2着4回、地方17戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は1994年のオータムカップ(B)。

経歴

デビュー前

福永甲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

12月13日、デビュー戦は西浦勝一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、タマモグラントムに3/4馬身交わされて2着となった。

3歳（1993年）

1月5日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西浦勝一騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったエルジェネシスに詰め切れず、約14馬身差の2着に敗北した。

3月20日、中5週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西浦勝一騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた6戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

10月10日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったツキノシンシアにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

10月23日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山雄一騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

12月11日、中1週で迎えた12戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

4歳（1994年）

1月29日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

2月6日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は西園正都騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、サイコーアンナに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月20日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた17戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

5月1日、中5週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は西園正都騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

5月15日、連闘で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

7月9日、中7週で迎えた21戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、八面山賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のパルテノンに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月7日、中3週で迎えた22戦目は、サマーカップ（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラボーイに2馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

9月12日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、セプテンバー特別（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラボーイに2馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

9月24日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた24戦目は、八面山賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた25戦目は、オータムカップ（中津ダート1760m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のジョープレジャーに2馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

10月31日、中1週で迎えた26戦目は、八面山賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で有馬澄男騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月11日、中5週で迎えた27戦目は、櫻木英喜騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞（中津ダート1760m 雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた28戦目は、日刊スポ杯（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（6戦4勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（1995年）

1月3日、中1週で迎えた29戦目は、中津大賞典（中津ダート2300m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（7戦4勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったソルトシェーカーから約17馬身差の2着となった。

1月23日、中2週で迎えた30戦目は、ウインターカップ（中津ダート1760m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（8戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた31戦目は、八面山賞（中津ダート1760m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（9戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったキンザンピューマから2馬身半差の2着に敗北した。

2月20日、中1週で迎えた32戦目は、八面山賞（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（10戦4勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったサツキオアシスから半馬身差の2着となった。

3月6日、中1週で迎えた33戦目は、豊後特別（中津ダート1760m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で有馬澄男騎手（11戦4勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた34戦目は、笠田敏勝騎手を鞍上に迎えて、サラブレッドチャンピオン（中津ダート2300m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた35戦目は、中津桜花賞（中津ダート2180m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笠田敏勝騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた36戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笠田敏勝騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた37戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笠田敏勝騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。