エカテリンブルク（2017年生、母ファイナルスコア）

エカテリンブルク（2017年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ロシアの都市名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時16歳）と交配したファイナルスコアが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2020年のすみれステークス(オープン)で3着に入った他、2019年の萩ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、KTレーシングによって1億5,120万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

8月11日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレッドレビンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

10月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず3着に終わった。

12月28日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、2歳1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（2020年）

2月1日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた4戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた5戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。5頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に敗れた。

5月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのメルボルントロフィー（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの甲武特別（阪神芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月21日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの金山特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

4歳（2021年）

1月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

2月21日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンゼンデレヤを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

5月30日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの香嵐渓特別（中京ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの町田特別（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

9月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの長久手特別（中京芝2000m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって6着に終わった。

10月31日、中6週で迎えた15戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

5歳（2022年）

2月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月16日、中6週で迎えた19戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの奥の細道特別（福島芝2600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったローレリストから2馬身差の2着となった。

5月28日、中2週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったビーマイオーシャンから2馬身半差の2着に敗北した。

8月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったエールヴィオレから8馬身差の2着に敗北した。

2022年9月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。