マチカゼ（2020年生、母ラスティングソング）
Machikaze
2020.01.26
マチカゼ（2020年1月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「街風。街に風が吹く」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時12歳）と交配したラスティングソングが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2025年のOROターフ特別(一般)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、藤田晋によって1億120万円で落札された。
杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2022年）
10月22日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は494kg。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず最後はワイドカイゼリンと並んで4着同着となった。
11月20日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、伸びてきたマイネルメモリー決め手に屈して半馬身差の2着となった。
3歳（2023年）
1月7日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。
1月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。
3月25日、中8週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。
5月13日、中6週で迎えた6戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のガットネロに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。
デビュー前
1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、藤田晋によって1億120万円で落札された。
杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。
6月3日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り 晴/稍重）に出走。9頭立ての大外9番ゲートからスタート。出走取消となった。
6月11日、中3週で迎えた7戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサクをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。
10月14日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り 小雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。
10月28日、中1週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったスズハロームにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。
12月24日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスのジングルベル賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。
4歳（2024年）
1月21日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り 曇/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。
4月20日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都芝1600m 外回り 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったサンクフィーユにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。
5月25日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。
7月13日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの不知火特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。
8月4日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスのHTB賞（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。
8月25日、中2週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2024ワールドオールスタージョッキーズ第4戦（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。
12月14日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都芝1600m 外回り 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。
5歳（2025年）
3月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、マーチ賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。
3月26日、中1週で迎えた19戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、萌黄賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。
5月7日、中5週で迎えた20戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、コントレイル・プレミアム（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。
5月22日、中1週で迎えた21戦目は、北海道の翼「AIRDO」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。
6月5日、中1週で迎えた22戦目は、ゲラニウム特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。
6月19日、中1週で迎えた23戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、北海道野菜王国にったん特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。
7月16日、中3週で迎えた24戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別1（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。
8月24日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、M1のOROカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。
9月7日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた26戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、OROターフ特別（盛岡芝1600m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したギャレットを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。
9月22日、中1週で迎えた27戦目は、焼石岳賞（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は塚本涼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。
10月14日、中2週で迎えた28戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。
10月26日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したゴールドジャンパーを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
11月10日、中1週で迎えた30戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。
11月24日、中1週で迎えた31戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブリーザフレスカに2馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。