トーセンアレックス（2018年生、母トーセンベニザクラ）

トーセンアレックス（2018年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時11歳）と交配したトーセンベニザクラが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。2021年のOROターフ特別(一般)で2着に入った他、2021年のオパールカップ(M2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月6日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく4着に終わった。

8月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったミルウに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月26日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

10月10日、中1週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月6日、中7週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

3歳（2021年）

1月17日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

4月22日、中8週で迎えた11戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた12戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（園田ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のトゥルーウィッシュに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月26日、中1週で迎えた13戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた14戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐々木世麗騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

7月11日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木世麗騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

8月12日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で佐々木世麗騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったヴァイスリヒトに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月19日、中4週で迎えた17戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のはまぎく賞（盛岡芝1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

10月5日、中1週で迎えた18戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳M3のサファイア賞（盛岡芝2400m 小雨/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた19戦目は、OROターフ特別（盛岡芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったアーバンキッドに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月13日、中2週で迎えた20戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、徳島県うずしお特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた21戦目は、レディスジョッキーズシリーズ高知第2戦（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は佐々木世麗騎手（5戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり3着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた22戦目は、TT結婚13周年特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた23戦目は、外園大祝・退院特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

4歳（2022年）

1月12日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1-5（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた25戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、香川県オリーブ牛特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた26戦目は、一般C1-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた27戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、渡辺彩夢特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた28戦目は、今年こそJ1昇格特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた29戦目は、伊予馬事畜産特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村直輝騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

7月26日、約4か月半の休み明けで迎えた30戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、夢・希望未来へ前進（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた31戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般B1四（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

9月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた33戦目は、姫神賞（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林凌騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた34戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、ホテルメトロポリタン盛岡NEW WING賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。