フューチャギャング（2000年生、母エルフィッシュ）

フューチャギャング（2000年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「将来の＋ギャング」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンダーガルチ（当時8歳）と交配したエルフィッシュが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地23戦1勝2着2回、中央障害5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

9月15日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（阪神芝1600m 曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月7日、中9週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のウォームフロントを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2003年）

1月6日、中1週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

4月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた8戦目は、D.オリヴァー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた10戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

10月19日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したレストオブセールを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったトーセンハミングをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

12月27日、中1週で迎えた15戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

4歳（2004年）

2月8日、中5週で迎えた16戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

4月4日、中7週で迎えた17戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

5歳（2005年）

4月9日、約11か月の休み明けで迎えた20戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4月24日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

11月6日、約6か月半の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

6歳（2006年）

1月28日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンチフラワーからクビ差の2着となった。

2月11日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のビッグファントムに約10馬身の大差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

3月11日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月2日、中2週で迎えた27戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3170m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（2007年）

3月10日、約11か月半の休み明けで迎えた28戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。