ショウナンカイガン（1995年生、母ミヨウコウザン）

ショウナンカイガン（1995年4月12日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時15歳）と交配したミヨウコウザンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は田中元寿。戦績は、中央平地28戦4勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の相模特別(900万下)。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

7月5日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンパリスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1998年）

3月14日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、4歳500万下（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

4月19日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

4月26日、連闘で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

9月26日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

10月10日、中1週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月1日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

4歳（1999年）

1月10日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

2月14日、中4週で迎えた12戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイワゴールデンを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

2月20日、連闘で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた14戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

6月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

7月10日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた16戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の彦星賞（福島ダート1700m 雨/良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた19戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた20戦目は、’99フェイスフルレイン特別（3）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

5歳（2000年）

1月15日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したダイワジアンにハナ差届かず2着となった。

1月30日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグレートサンに1馬身1/4の差をつけて3勝目を掴み取った。

2月20日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の青梅特別（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（4戦2勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の春風賞（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（5戦2勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、伸びてきたグレートデュナミス決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月8日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（6戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた26戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の鎌倉特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の相模特別（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（7戦2勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のエイシンキンボールをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

6歳（2001年）

1月21日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小野次郎騎手（8戦3勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。