’99フェイスフルレイン特別（3）

レース展開

ショウナンカイガンが隊列をリードする形、その直後にアサカゼオーが続く

主導権を奪ったのはショウナンカイガン。後続を1馬身ほど離して一団を先導。単独の2番手にアサカゼオーが続く。その直後、ノースビールが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはユキノジャパン。その1馬身後ろ、ゴールデンウィートは中団やや前。キングストリオは中団馬群のど真ん中を追走。ナグルチャンスは中団後方の位置。その後ろ、ビゼンタイホウが8番手。続いて、ハンサムピーアイが9番手。タヤスエモーションは後方4番手に待機して他馬の様子をうかがいながらの競馬。後方3番手で折り合いに専念するのはエアーズロック。後方2番手の位置でひっそりと力を温存するのはアジアワールド。最後方にトミヒサボスがいる隊列で最初のコーナーを通過。

’99フェイスフルレイン特別（3）、ナグルチャンスが伏兵評価をあざ笑うかの様な渾身の走りで勝利を掻っ攫う

先頭はショウナンカイガンでリードは1馬身。単独の2番手にアサカゼオーが続く。そのすぐ後ろ、ナグルチャンスが3番手。1馬身離れて、ノースビールが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、2番手から抜け出したのは1番人気のアサカゼオー。そのまま押し切る態勢だったが、絶好位にいた11番人気のナグルチャンスが次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は後続に4馬身の差をつけてトップでゴールに入った。2着には、2番手の位置から持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いた1番人気のアサカゼオーが続き、2着とクビ差の3着には、中団の位置から切れ味抜群の末脚を披露したエアーズロックが入った。そこから1馬身遅れた4着には、中団前目で直線を迎えたゴールデンウィートが入線した。2番人気のビゼンタイホウは中団前目にいたが最後一杯になって12着に敗れた。