ハンサムピーアイ（1996年生、母ブルービクトリー）

ハンサムピーアイ（1996年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のクリミナルタイプ（当時11歳）と交配したブルービクトリーが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は佐々木恵一。戦績は、中央平地4戦0勝、地方27戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は1999年の’99ベストステッキ特別（5）。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐々木栄一から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって640.5万円で落札された。

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

4月11日、デビュー戦は田村宏之騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は512kg。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳戦のマルチトップ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

6月5日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた4戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の’99ベストステッキ特別（4）（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた5戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の’99ベストステッキ特別（5）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスバルノホシに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月14日、中6週で迎えた7戦目は、’99フェイスフルレイン特別（3）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦1勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた8戦目は、’99フレンドリーサドル特別（4）（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

10月13日、連闘で迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、創成川特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（2000年）

1月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田村宏之騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた11戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、マルチブラッド特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月1日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヘリオス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた13戦目は、バレンタインスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、一般C3 C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のラプソディーブルーに1馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

7月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村芳晃騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村芳晃騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のハウスコンダクターに3/4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月13日、中2週で迎えた17戦目は、一般C（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木村芳晃騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のオンワードクラフトに3馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

8月27日、中1週で迎えた18戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2 C3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったブンダバセイバーからクビ差の2着に甘んじた。

9月9日、中1週で迎えた19戦目は、一般C（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村芳晃騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったブンダバセイバーから4馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1 C2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村芳晃騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったイシノオアシスから3馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中2週で迎えた21戦目は、一般C（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村芳晃騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月19日、中4週で迎えた22戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（2001年）

1月20日、中8週で迎えた23戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた26戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルシゲミステリーに1馬身半の差をつけて制した。

5月4日、中2週で迎えた29戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（5戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず3着に終わった。