エイシンキンボール（1996年生、母Primevere）
Eishin Kimball
1996.03.11
エイシンキンボール（1996年3月11日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のKingmambo（当時6歳）と交配したPrimevereが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦2勝2着1回、地方6戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年のさざんか賞(500万下)。
経歴
デビュー前
湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1998年）
12月6日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のセレブラチオーネに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
12月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳500万下のさざんか賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフサイチエアデールを半馬身振り切って2勝目を挙げた。
3歳（1999年）
1月17日、中3週で迎えた3戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。
4歳（2000年）
5月21日、約16か月半の休み明けで迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の相模特別（東京ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したショウナンカイガンにクビ差届かず2着に甘んじた。
7月1日、中5週で迎えた5戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。
7月23日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の渡島特別（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。
8月13日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。
5歳（2001年）
5月19日、約9か月半の休養明けで迎えた8戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。
6月2日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き12着に敗れた。
6月24日、中2週で迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。
8月13日、中6週で迎えた11戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、一般C（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のハイパータッチに8馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。
9月1日、中2週で迎えた12戦目は、大岐の浜特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンヘラクレスに2馬身の差をつけて制した。
9月10日、連闘で迎えた13戦目は、一般B（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリーンヘラクレスから2馬身差の2着に敗北した。
10月14日、中4週で迎えた14戦目は、一般B（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のポートフラッシュに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
10月29日、中1週で迎えた15戦目は、黒潮盃（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（4戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。
11月12日、中1週で迎えた16戦目は、ひつじ雲特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で北野真弘騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。