グリーンヘラクレス（1997年生、母ヘイローブライトン）

グリーンヘラクレス（1997年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時9歳）と交配したヘイローブライトンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星村田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着2回、地方23戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年の一般A。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額3,500万円（8.75万×400口）で一口馬主が募集された。

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

7月18日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

3歳（2000年）

1月23日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、コウユーラヴに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月4日、中2週で迎えた4戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったニホンピロアークに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月30日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武英智騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月20日、連闘で馬体重を前走から18kg絞って迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で武英智騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り18着に敗れた。

10月7日、中6週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で武英智騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

4歳（2001年）

4月30日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から59kg増やして迎えた9戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般C（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月17日、中6週で迎えた10戦目は、一般C（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のエリモミサキオーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月8日、中2週で迎えた11戦目は、一般C（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鷹野宏史騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた12戦目は、一般C（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鷹野宏史騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のバンブーピノに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月13日、中1週で迎えた13戦目は、浦戸湾特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で鷹野宏史騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったソシアルピンクから1馬身差の2着に敗北した。

9月1日、中2週で迎えた14戦目は、大岐の浜特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で鷹野宏史騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンキンボールから2馬身差の2着に敗北した。

9月10日、連闘で迎えた15戦目は、一般B（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で鷹野宏史騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンキンボールに2馬身の差をつけて3勝目をマークした。

10月15日、中4週で迎えた16戦目は、一般B（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鷹野宏史騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンドーサンから約13馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた17戦目は、一般B（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で鷹野宏史騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のライデンカップに3馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

11月12日、中1週で迎えた18戦目は、ひつじ雲特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で鷹野宏史騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったカコイサンデーから2馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中2週で迎えた19戦目は、徳島県うずしお特別（高知ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で鷹野宏史騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったカコイサンデーから2馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた20戦目は、嶺北特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で鷹野宏史騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のテセウスクラージュに2馬身半の差をつけて5勝目をゲットした。

12月31日、中1週で迎えた21戦目は、戸梶由則騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の高知県知事賞（高知ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（2002年）

1月19日、中2週で迎えた22戦目は、一般A（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（12戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のタイガーチャージに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月10日、中2週で迎えた23戦目は、一般A（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（13戦6勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた24戦目は、一般A（高知ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で鷹野宏史騎手（14戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた25戦目は、G3の黒船賞（高知ダート1400m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で鷹野宏史騎手（15戦6勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月27日、中9週で迎えた26戦目は、一般A B（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鷹野宏史騎手（16戦6勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月7日、約5か月半の休み明けで迎えた27戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般A7 B3（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた28戦目は、一般A6 B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

12月31日、中5週で迎えた29戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

6歳（2003年）

4月2日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた30戦目は、一般A6 B3（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高木健騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4月25日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた31戦目は、一般B5-8（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高木健騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。