トーセンボルガ（2016年生、母トーセンモアムード）

トーセンボルガ（2016年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーセンモナーク（当時11歳）と交配したトーセンモアムードが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。2019年の芙蓉賞で2着に入った他、2019年の若竹賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2018年）

6月1日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトーセンガーネットに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月3日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦の若草特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のエレガンテヴァイゼを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

8月21日、中6週で迎えた3戦目は、2歳戦のシャイニングフューチャー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカネトシテッキンに5馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

9月13日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦の若武者賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、カネトシテッキンに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月22日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の新風特別（浦和ダート1500m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のサージュを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

11月14日、中2週で迎えた6戦目は、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

3歳（2019年）

1月9日、中7週で迎えた7戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた8戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若潮スプリント（船橋ダート1000m 晴/稍重）に58kgの斤量を背負って出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた9戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンの皐月オープン（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

6月7日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、3歳オープンの若竹賞（大井ダート1800m 曇/重）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（6戦3勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ホワイトヘッドに3/4馬身交わされて2着となった。

6月25日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着を確保した。

7月18日、中2週で迎えた13戦目は、スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ザイディックメアにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月5日、中2週で迎えた14戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの芙蓉賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ダンサーバローズに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

8月14日、連闘で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた16戦目は、3歳S1の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（7戦3勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

4歳（2020年）

1月16日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の新春賞（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

1月23日、連闘で迎えた18戦目は、’20ウインタースプリント（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

4月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、スプリングナイト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

8月18日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、オーガスト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

2020年9月18日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。