コスモライライ（2002年生、母トウショウチャイナ）

コスモライライ（2002年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋いらっしゃい（中国語）。見せるレースをできるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時10歳）と交配したトウショウチャイナが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）びらとり牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方16戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、びらとり牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、びらとり牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって462万円で落札された。

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

1月23日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のビーマイプリンスを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

2月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

7月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（3戦1勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

11月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（4戦1勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた7戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

4歳（2006年）

4月18日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、フォレストステーション波賀特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクラッシックベルを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月10日、中2週で迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2一（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2一（園田ダート1700m 雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイブキオトヒメを捕まえ切れず、約12馬身差の2着となった。

6月22日、中1週で迎えた12戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、プラスミック賞（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた13戦目は、日本のへそ特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

5歳（2007年）

4月17日、約9か月半の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた15戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゲイリーミニスターに3/4馬身交わされて2着となった。

5月22日、中2週で迎えた16戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた17戦目は、フリーマーケット開催記念特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月19日、中1週で迎えた18戦目は、神姫バス杯（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゴーザリミットに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

7月4日、中1週で迎えた19戦目は、たつの赤とんぼ特別（姫路ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて、最後は2着のハッシークンをアタマ差振り切って雨下の一戦を制した。

7月26日、中2週で迎えた20戦目は、おいしいネ兵庫の牛乳もう1本特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた21戦目は、高砂ハンカチメモリアルスタジアム特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたストレイフ決め手に屈してハナ差の2着となった。

8月23日、連闘で迎えた22戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた23戦目は、楽天競馬特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。