レシティライジン（1988年生、母マルニライジン）

レシティライジン（1988年5月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のレシテイシヨン（当時10歳）と交配したマルニライジンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）西田牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着1回、地方5戦2勝。主な勝ち鞍は1993年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中村好夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

11月4日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1200m 雨/重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のキョウエイハレルヤを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月2日、中3週で迎えた2戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた3戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3歳（1991年）

1月19日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月18日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は牧田和弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた8戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4歳（1992年）

3月8日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のセニョーラマミーをハナ差振り切って久方ぶりの実戦を物にした。

4月4日、中3週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（3戦1勝）。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったナムラスピカにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

5月24日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

5歳（1993年）

1月5日、約7か月半の休養明けで迎えた14戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のグレートリーフに1馬身1/4の差をつけて久々の実戦を物にした。

1月24日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月17日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の赤穂特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

4月25日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた20戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（9戦2勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた22戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6歳（1994年）

1月23日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、石川浩文騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1760m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のトシノオーに5馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

2月7日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、矢野久美騎手を鞍上に迎えて、八面山賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた25戦目は、八面山賞（中津ダート1760m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野久美騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた26戦目は、高山伸一騎手を鞍上に迎えて、日刊スポ杯（中津ダート1760m 雨/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた27戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、八面山賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカツエイコウエースに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。