エールヴァーゲ（2021年生、母イブニングサンダー）

エールヴァーゲ（2021年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「翼(仏)+波(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロゴタイプ（当時11歳）と交配したイブニングサンダーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方17戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2025年の一般C2七。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、佐伯由加理によって1,100万円で落札された。

坂口智康厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

11月5日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のメイクデビュー京都（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。17頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず12着に終わった。

12月16日、中5週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3歳（2024年）

1月6日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。17頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

3月17日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で藤岡佑介騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月8日、中7週で迎えた6戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

6月22日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

4歳（2025年）

1月1日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、お年玉賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

2月4日、中4週で迎えた10戦目は、クリフハンガー賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた11戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず3着に敗れた。

4月6日、中4週で迎えた12戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリスレツィオに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月22日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩本怜騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったリュッカクローナに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月27日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩本怜騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた17戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のライヴケチャップに2馬身の差をつけて2勝目を収める

6月17日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマショウクイーンを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

6月29日、中1週で迎えた19戦目は、不動の滝賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたショウグン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月14日、中1週で迎えた20戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、夢・希望未来へ前進（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したスカイピースを差し切れず、2馬身差の2着となった。

8月4日、中2週で迎えた21戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岩本怜騎手（5戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、カウスアウストラリス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

9月29日、中4週で迎えた23戦目は、スカビオサ賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岩本怜騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（7戦1勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた25戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩本怜騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。