オーベルジーヌ（2012年生、母グレードビーナス）

オーベルジーヌ（2012年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時18歳）と交配したグレードビーナスが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）真歌田中牧場。戦績は、地方37戦3勝2着5回。2015年の由布岳賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、真歌田中牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

4月29日、デビュー戦は阪野学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた2戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

5月29日、中1週で迎えた3戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったサダムリスペクトに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月11日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のエメラルヒマワリに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月2日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた7戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月28日、連闘で迎えた9戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ドライヴシャフトに3/4馬身交わされて2着となった。

9月10日、中1週で迎えた10戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったイッポンギに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた11戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（4戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタカラアロマに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月17日、中2週で迎えた12戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトーセンアキュートに1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月22日、連闘で迎えた13戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 小雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

10月31日、連闘で迎えた14戦目は、2歳オープンのジュニアクラウン（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた15戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の天山賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた16戦目は、2歳地方重賞のカペラ賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた17戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのジュニアキング（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

3歳（2015年）

1月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の雪晴賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったペプチドビンゴにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

2月11日、中1週で迎えた20戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の菜の花賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

2月16日、連闘で迎えた21戦目は、3歳（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた22戦目は、3歳戦の花見月特別（船橋ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月24日、中1週で迎えた23戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若草特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヴィグシュテラウスに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

4月13日、中2週で迎えた24戦目は、3歳（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

4月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の由布岳賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月31日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた26戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のDW2015九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた27戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

10月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた28戦目は、本田紀忠騎手を鞍上に迎えて、葛巻まちなか紅葉まつり賞（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた29戦目は、一戸町秋の産業まつり賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田紀忠騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた30戦目は、全日本わんこそば選手権賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田紀忠騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた31戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、希望郷いわて国体開催記念宮古市賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた32戦目は、金ケ崎鳥海柵跡賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた33戦目は、奥州衣川・国見平スキー場賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

4歳（2016年）

6月27日、約6か月半の休み明けで迎えた34戦目は、白馬岳賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた35戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、あじさい賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた36戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、ねむのき特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた37戦目は、舟山高原賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。