チェリーピット（2004年生、母ヘクターチェリー）

チェリーピット（2004年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋自動車の給油所、補修所」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時20歳）と交配したヘクターチェリーが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、地方8戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

10月21日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

12月10日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

3歳（2007年）

1月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず12着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップチェリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋亮騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月17日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋亮騎手（7戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では閃光の如き末脚を発揮したが、5着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高橋亮騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のカンナ賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で高橋亮騎手（9戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシランプリソブリンを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

9月8日、中4週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で高橋亮騎手（10戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキーラッキーに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月30日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で高橋亮騎手（11戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

10月8日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で高橋亮騎手（12戦1勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入った。

4歳（2008年）

12月20日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で高橋亮騎手（13戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

5歳（2009年）

2月22日、中8週で馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた15戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般B2（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

7月21日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた16戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったタケカサチノヤマを半馬身捉え切れず2着となった。

8月12日、中2週で迎えた17戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月19日、連闘で迎えた18戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた19戦目は、数河特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた20戦目は、竹中半兵衛盃（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。