リンガスクリフ（2008年生、母マイルドスマイル）

リンガスクリフ（2008年2月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋崖」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時10歳）と交配したマイルドスマイルが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地36戦1勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月13日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったターゲットマシンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったリックムファサにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2011年）

1月8日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したビッグギャンブラーを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月30日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マルブツビアンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダースピンドルに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

6月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

10月9日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田善臣騎手（7戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田善臣騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ザストロンシチーに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月20日、中2週で迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

4歳（2012年）

1月5日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（10戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

2月18日、中5週で迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（12戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい7着に敗れた。

4月15日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（13戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の負けん性を発揮してゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

7月7日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月1日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（5戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ハスラーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中4週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた23戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

5歳（2013年）

2月10日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（14戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（15戦1勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（16戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

11月9日、約7か月の休養明けで迎えた27戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた29戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

6歳（2014年）

1月18日、中4週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

1月25日、連闘で迎えた31戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

5月3日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（7戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（8戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

8月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた34戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着を確保した。

9月7日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上500万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月18日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた36戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鳴子特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。