オーソクレース（2018年生、母マリアライト）

オーソクレース（2018年1月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「『不屈の精神』『目標の達成』の意味を持つパワーストーン」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時8歳）と交配したマリアライトが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年の菊花賞(G1)で2着に入った他、2020年のホープフルステークス(G1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額8,000万円（20万×400口）で一口馬主が募集された。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

8月9日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシティレインボーに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

10月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のラーゴムをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

12月26日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったダノンザキッドにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2021年）

9月20日、約9か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳G2の朝日杯セントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月24日、中4週で迎えた5戦目は、3歳G1の菊花賞（阪神芝3000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（3戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したタイトルホルダーを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

1月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

2022年7月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。