ジュンフィレンツェ（2021年生、母ストリートキャッシュ）

ジュンフィレンツェ（2021年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+イタリアの観光都市名」。毛色は鹿毛。種牡馬のGhostzapper（当時21歳）と交配したストリートキャッシュが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浜本牧場。主な勝ち鞍は2025年の一般C9。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浜本牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、河合純二によって1,650万円で落札された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

3月10日、デビュー戦は吉村誠之助騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉村誠之助騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は垂れてしまい17着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた3戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉村誠之助騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

7月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦の摩耶山特別（園田ダート1400m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉村誠之助騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい6着に敗れた。

8月24日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村誠之助騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性のガッツでゴールまで頑張り、5着を確保した。

8月31日、連闘で迎えた7戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

10月2日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一般C21（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったスプリングカムに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中3週で迎えた9戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったシュヴァイゲンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中2週で迎えた10戦目は、一般C17（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた11戦目は、一般C15（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた12戦目は、一般C20（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で塚本征吾騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

4歳（2025年）

1月4日、中1週で迎えた13戦目は、望月洵輝騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったツマヤに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

1月17日、中1週で迎えた14戦目は、一般C13（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で望月洵輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったアークプルミエにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

1月30日、中1週で迎えた15戦目は、一般C11（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で望月洵輝騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、レッグスルーにハナ差交わされて2着に惜敗した。

2月13日、中1週で迎えた16戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で望月洵輝騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマートサーブルに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月28日、中1週で迎えた17戦目は、佐布里池特別（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で望月洵輝騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

3月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で望月洵輝騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のサクリファイスに2馬身半の差をつけて制した。

4月11日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた19戦目は、一般B9（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で望月洵輝騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のアンセムバローズを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

6月3日、中7週で迎えた20戦目は、ふたご座特別（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で望月洵輝騎手（7戦3勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた21戦目は、一般B5（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で望月洵輝騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったオリオンハートに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

6月25日、連闘で迎えた22戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で望月洵輝騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンコーマーチャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

7月8日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、アルタイル特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で望月洵輝騎手（10戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月18日、中0週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた24戦目は、かんむり座特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で望月洵輝騎手（11戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のノクターナリティに1馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

8月20日、中4週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた25戦目は、美浜特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で望月洵輝騎手（12戦5勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったルテリブルにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

9月3日、中1週で迎えた26戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴェスタ賞（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた27戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、真鰺特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエイシンアンヴァルをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月17日、中3週で迎えた28戦目は、キンモクセイ特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のイナズマテーラーを半馬身振り切って7勝目を奪取した。

11月13日、中3週で迎えた29戦目は、霜月昇竜戦（名古屋ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦2勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。