アラマサシャープ（2010年生、母ローレルシャイン）

アラマサシャープ（2010年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時18歳）と交配したローレルシャインが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）アラキファーム。戦績は、地方39戦6勝2着6回。2013年の高知優駿(地方重賞)に勝利した他、2013年の土佐春花賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

米川昇厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

5月23日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は388kg。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったリンノナイナーズにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月21日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた5戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた6戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

10月4日、中6週で迎えた7戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

11月18日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、2歳（高知ダート800m 晴/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したタカラホマレにアタマ差届かず2着に甘んじた。

11月25日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた9戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリッシンイロハを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月9日、中1週で迎えた10戦目は、2歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハイグローブに5馬身の差をつけて順当に勝利した。

12月24日、中1週で迎えた11戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の金の鞍賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マインダンサーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3歳（2013年）

1月20日、中3週で迎えた12戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のアズマクロシオに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月23日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、クシャトリアにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月18日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（福山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の土佐春花賞（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したニシノファスリエフを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月3日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮し、3着に入った。

6月12日、中5週で迎えた18戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた19戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマインダンサーを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って雨中の大混戦を制した。

7月10日、中1週で迎えた20戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた21戦目は、須藤優騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

9月8日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた22戦目は、土佐の日曜市特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた23戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月13日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は須藤優騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

12月1日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた25戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で須藤優騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた26戦目は、一般A4（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた27戦目は、馬産地日高協賛特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は西森将司騎手（1戦1勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

12月31日、連闘で迎えた28戦目は、土佐藩主山内一豊特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は須藤優騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2014年）

1月12日、中1週で迎えた29戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のベラトリックス特別（高知ダート1400m 晴/不良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のレークサイドカフェに1馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

2月2日、中2週で迎えた30戦目は、大堂海岸観音岩特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた31戦目は、一般A3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったトニフィカーレに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月9日、中2週で迎えた32戦目は、土佐文旦特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は西森将司騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた33戦目は、一絃琴特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた34戦目は、リュウキュウの酢物特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のケイズイーグルをハナ差振り切って雨中の戦いを制した。

4月26日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定戦のスピカ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5月6日、中0週で迎えた36戦目は、蛙始鳴特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は西森将司騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

7月9日、中8週で迎えた37戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

8月13日、中4週で迎えた38戦目は、一般C1六七八（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた39戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七八（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。