ニシノファスリエフ（2010年生、母ローレルセレナーデ）

ニシノファスリエフ（2010年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時13歳）と交配したローレルセレナーデが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ニシケンファーム。戦績は、地方33戦6勝2着8回。2013年の黒潮皐月賞(地方重賞)に勝利した他、2013年の土佐春花賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

5月17日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は482kg。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、シルバーストリークに交わされて7馬身差の2着となった。

8月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

9月6日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴォーンハオスに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月11日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は小国博行騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、マミーフェストに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月31日、中2週で迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のチャームポイントに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月14日、中1週で迎えた7戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのヤングチャレンジカップ2（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた8戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、2歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月24日、中1週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞の金の鞍賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

3歳（2013年）

1月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

1月27日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、デスティニーホープに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月10日、中1週で迎えた12戦目は、荒磯特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エムオーキャプテンにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

2月17日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2ハ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（5戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したロクイチグローリーに半馬身届かず2着に敗北した。

2月24日、連闘で迎えた14戦目は、土佐備長炭特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で中西達也騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた15戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、土佐はし拳特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアルアラビアンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月31日、中2週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の土佐春花賞（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は中西達也騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアラマサシャープに2馬身の差をつけて3勝目を収める

4月21日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1-2（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（9戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエルステイに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月1日、中2週で迎えた19戦目は、リバーセキトバ特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた20戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（11戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

8月11日、中6週で迎えた21戦目は、一般B2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（12戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のヘイハチプリンセスを半馬身振り切って優勝

9月7日、中3週で迎えた22戦目は、大川筋武家屋敷特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で中西達也騎手（13戦3勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた23戦目は、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中西達也騎手（14戦3勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で中西達也騎手（15戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のミニヨンピョーンに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月17日、中3週で迎えた25戦目は、3歳地方重賞の土佐秋月賞（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は西森将司騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は中西達也騎手（16戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ツルマルナルトに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月15日、中1週で迎えた27戦目は、一般A4（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（17戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた28戦目は、土佐藩主山内一豊特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（18戦4勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4歳（2014年）

1月19日、中2週で迎えた29戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（19戦4勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた30戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（20戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた31戦目は、ファイナルレース（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（21戦4勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた32戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1600m 晴/重）に出走。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサプライズに詰め切れず、2馬身差の2着に敗れた。

4月13日、中4週で迎えた33戦目は、リュウキュウの酢物特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（22戦4勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。