ツルマルナルト（2009年生、母ツルマルグラマー）

ツルマルナルト（2009年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋キャラクター名」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時11歳）と交配したツルマルグラマーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）市川牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方17戦3勝。主な勝ち鞍は2014年のムーンライトカップ(一般B1)。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

11月6日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は520kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2012年）

7月14日、約7か月の休み明けで迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

8月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2013年）

7月27日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

10月20日、中6週で迎えた9戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

11月17日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月1日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた11戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシノファスリエフを圧倒的な末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

12月15日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた12戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般A4（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

12月31日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、地方重賞の高知県知事賞（高知ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2014年）

1月19日、中2週で迎えた14戦目は、地方重賞の大高坂賞（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた15戦目は、大堂海岸観音岩特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた16戦目は、地方重賞のだるま夕日賞（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

5月18日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた17戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般B1一（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

6月2日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、カシオペア賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

6月16日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた19戦目は、風鈴草レース（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた20戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月13日、中1週で迎えた21戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B1一（盛岡ダート1800m 雨/重）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1一（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のクロワッサンに1馬身の差をつけて優勝

8月15日、中2週で迎えた23戦目は、レインボーカップ（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

8月24日、連闘で迎えた24戦目は、ムーンライトカップ（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るイマジンジョンを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って制した。

9月7日、中1週で迎えた25戦目は、盛岡秋まつり山車レース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた26戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、北上市秋の緑化まつりレース（盛岡ダート1800m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。