オールズフェア（2020年生、母プルーフオブラヴ）

オールズフェア（2020年3月29日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「ことわざ『恋と戦争は手段を選らばず、勝てば官軍』の一部より」。毛色は栗毛。種牡馬のDeclaration of War（当時11歳）と交配したプルーフオブラヴが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は新冠橋本牧場。主な勝ち鞍は2023年のうまかつ.net金沢ジョッキー選手権13(一般C2十一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新冠橋本牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、田畑利彦によって935万円で落札された。

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

5月7日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、3歳戦の3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は526kg。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず16着に終わった。

6月25日、中6週で迎えた2戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

10月31日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、うまかつ.net金沢ジョッキー選手権9 特別編成（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、1番手を追走途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブレイクネックに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月14日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、うまかつ.net金沢ジョッキー選手権11（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた5戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、うまかつ.net金沢ジョッキー選手権13（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のデルマスソバライに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月10日、中1週で迎えた6戦目は、C2九（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ベルウッドアラシに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2024年）

3月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、がんばれ石川!コニー誕生日記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシュマンドロワに9馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

4月21日、中3週で迎えた8戦目は、デビュー3周年記念点染テンセイ少女。杯（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、インワンシティングに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月19日、中3週で迎えた9戦目は、剛☆寿恵これからもよろしくね記念（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカミノマジックに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月9日、中2週で迎えた10戦目は、新井崇55歳誕生日記念（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松戸政也騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したステイグリーンを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、政直さん、恵さん、結婚同居スタート記念（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で松戸政也騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアイスブレイカーにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月20日、中3週で迎えた12戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニキに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月5日、中1週で迎えた13戦目は、一般B2九（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルトワイスに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2五（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、テイコクに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中3週で迎えた15戦目は、大原翔平生誕記念☆賭ける額と顔はデカく杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で栗原大河騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のドンリュウスターに5馬身の差をつけて順当に勝利した。

5歳（2025年）

5月1日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ジン・バック賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、デルマウチガケに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月23日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2三四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2二三四（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミッキースバルを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って優勝

7月17日、中4週で迎えた19戦目は、一般C2二三四（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ライペニングに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月10日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた21戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、アクダクト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。