フジノセツザン（1982年生、母フジノウメ）

フジノセツザン（1982年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時8歳）と交配したフジノウメが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）不二牧場。戦績は、中央平地43戦7勝2着7回。1987年のダイヤモンドステークス(ハンデG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1984年）

10月7日、6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月27日、10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

2歳（1985年）

1月15日、11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月27日、15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月10日、14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

3月3日、12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

3月17日、16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月7日、14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

4月20日、15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のオオタカマルに5馬身の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

5月11日、8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月26日、6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロリーガルからハナ差の2着となった。

6月15日、10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月7日、11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月21日、16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のニッポーリマンドをクビ差制して勝利を物にした。

4歳（1986年）

2月2日、5歳以上900万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

2月15日、5歳以上900万下の三峰山特別（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3月8日、5歳以上900万下の総武特別（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

3月29日、ハンデ戦で5歳以上900万下の三里塚特別（中山芝2500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

4月20日、ハンデ戦で5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2300m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月11日、5歳以上900万下の秩父特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったミナガワローレルにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

6月8日、5歳以上900万下の麦秋特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田富男騎手。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

7月12日、4歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で安田富男騎手。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したフジノマサムネに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月2日、4歳以上400万下の三面川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安田富男騎手。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月6日、4歳以上400万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では矢のように急駛したが、伸びてきたランスター決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月20日、4歳以上400万下の佐倉特別（中山芝2500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のケイティーボーンをクビ差振り切って勝利を掴んだ。

10月12日、4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は安田富男騎手。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったマロンクシェットに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月1日、ハンデ戦で4歳以上900万下のみちのくステークス（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のバトルタイタンに1馬身半の差をつけて勝利を収めた。

5歳（1987年）

1月5日、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したカシマウイングを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

1月31日、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

2月22日、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

3月14日、5歳以上900万下の安房特別（中山芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

4月12日、5歳以上900万下の千葉日報杯（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井千明騎手。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

9月12日、4歳以上900万下の習志野特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井千明騎手。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

10月10日、4歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井千明騎手。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るアサクサカントリーを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を掴み取った。

11月7日、ハンデ戦で4歳以上900万下のみちのくステークス（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井千明騎手。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のメジロドームに3馬身半の差をつけて勝利を掴んだ。

12月5日、4歳以上900万下の’87ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上はP.デイ騎手。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシンセイカンにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

6歳（1988年）

1月5日、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のオキノサヤカを3/4馬身振り切ってトップでゴールへと飛び込んだ。

1月30日、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

4月16日、ハンデ戦で5歳以上1400万下のサンシャインステークス（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

5月14日、5歳以上1400万下の秩父特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月11日、ハンデ戦で5歳以上1400万下のジューンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月26日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の福島テレビ杯（福島芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7月9日、5歳以上1400万下の安達太良特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。