テイエムビッグダン（1998年生、母ピンクペッパー）

テイエムビッグダン（1998年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時15歳）と交配したピンクペッパーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山田昇史。戦績は、中央平地13戦0勝、地方24戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年の一般B1。

経歴

デビュー前

当歳のとき、山田昇史から「北海道7月当歳市場サラブレッド当歳」に上場され、竹園正継によって1,680万円で落札された。

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

3月4日、デビュー戦は宇田登志夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は480kg。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた2戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4月14日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

6月2日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で田島裕和騎手（3戦0勝）。17頭立ての5番人気で18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島裕和騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田島裕和騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた8戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月28日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宝来城多郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

9月8日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宝来城多郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

10月6日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宝来城多郎騎手（5戦0勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

11月24日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のミデオンアーサーに約13馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月1日、連闘で迎えた15戦目は、もみじ特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた16戦目は、ポインセチア特別（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金井正幸騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（2002年）

1月18日、中2週で迎えた17戦目は、風神賞（足利ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金井正幸騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のリンガスウィナーに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月18日、中3週で迎えた18戦目は、幸の湖賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で金井正幸騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月23日、中4週で迎えた19戦目は、春分特別（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で金井正幸騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のバクシンパワーに2馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

5月6日、中5週で迎えた20戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月9日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、あじさい特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のキクノリュウホーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

7月7日、中1週で迎えた23戦目は、ネプチューン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クロスカントリーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月21日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で古性秀之騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のムーミンリリーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

8月5日、中1週で迎えた25戦目は、白百合賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古性秀之騎手（4戦2勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず3着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた26戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で古性秀之騎手（5戦2勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で古性秀之騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナムラショウブを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で古性秀之騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた29戦目は、金沢東所長賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で古性秀之騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で古性秀之騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で古性秀之騎手（10戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

12月28日、中8週で迎えた32戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で古性秀之騎手（11戦2勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアエノメロディーに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2003年）

1月7日、中0週で迎えた33戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で古性秀之騎手（12戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月14日、約3か月の休養明けで迎えた34戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で古性秀之騎手（13戦3勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた35戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B1（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコジーンノホシを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

5月19日、中2週で迎えた36戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた37戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カツノゼファーに交わされて1馬身半差の2着となった。