エリーバラード（2016年生、母デンコウブルー）

エリーバラード（2016年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋バラード」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時18歳）と交配したデンコウブルーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は熊本県、生産者は本田土寿。戦績は、中央平地3戦0勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2019年のたんぽぽ賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、本田土寿から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって378万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、谷川正純によって367.2万円で落札された。

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月16日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

7月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

9月16日、中9週で迎えた3戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のノカイドウ特別（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のテイエムフガエゾを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2019年）

2月19日、中9週で迎えた5戦目は、3歳戦のたんぽぽ賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダンツブライトに1馬身の差をつけて順当に勝利した。

4月6日、中6週で迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

6月12日、中9週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

7月30日、中6週で迎えた8戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、霧島賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月21日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

4歳（2020年）

1月12日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

2020年1月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月13日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、花筏特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた12戦目は、開成町あしがり郷瀬戸屋敷記念（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

6月12日、中4週で迎えた13戦目は、湘南平賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた14戦目は、キュンとするまち。藤沢杯（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で山林堂信彦騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

2020年7月21日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。