デンコウアリオン（2014年生、母デンコウレジーナ）

デンコウアリオン（2014年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話に登場する神馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時20歳）と交配したデンコウレジーナが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は中脇一幸。主な勝ち鞍は2019年のスポニチなにわ賞(B1)。

経歴

デビュー前

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

11月12日、デビュー戦は城戸義政騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に終わった。

3歳（2017年）

1月7日、中5週で迎えた3戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

2月26日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は城戸義政騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

3月5日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

4月23日、中6週で迎えた6戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

5月21日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

7月9日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたシゲルタイガー決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月15日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたパッションチカ決め手に屈してハナ差の2着となった。

9月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたパールズベスト決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は城戸義政騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

4歳（2018年）

1月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のトウケイシデンを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

2月9日、中4週で馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

2月22日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷周平騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシーダムエーカーに4馬身の差をつけて制した。

5月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

8月8日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小谷周平騎手（3戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のコルヴァッチに6馬身の差をつけて優勝

9月16日、中5週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた21戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた22戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

5歳（2019年）

1月19日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

2月20日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた27戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のワキノスウィフトに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月30日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクールブルーズをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月6日、中1週で迎えた30戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた31戦目は、丹波篠山市誕生記念 4歳以上特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったスパニッシュフライに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月11日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（4戦2勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、勝ったタガノタイトに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

8月21日、中2週で迎えた34戦目は、たかさご万灯祭特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた35戦目は、敬老の日発祥のまち多可町特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、クレバーバードに交わされて1馬身差の2着となった。

9月20日、中1週で迎えた36戦目は、ナツメ賞（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で廣瀬航騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた37戦目は、スポニチなにわ賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で廣瀬航騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のジンギをハナ差振り切って6勝目を手に入れた。

10月24日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で廣瀬航騎手（10戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた39戦目は、加古川くつした特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で廣瀬航騎手（11戦3勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、オオオヤブンに交わされて2馬身半差の2着となった。

12月4日、中2週で迎えた40戦目は、近江しゃも特別（園田ダート1870m 雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で廣瀬航騎手（12戦3勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた41戦目は、酒米の王様山田錦杯（園田ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で廣瀬航騎手（13戦3勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた42戦目は、オッズパーク2019杯（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で廣瀬航騎手（14戦3勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。