インステップキック（2005年生、母キャッチフレーズ）

インステップキック（2005年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最も強いキック」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時8歳）と交配したキャッチフレーズが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方9戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

9月1日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は482kg。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のカシノネロをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

10月13日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

11月4日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

3歳（2008年）

5月11日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた6戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい18着に終わった。

4歳（2009年）

3月15日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい17着に終わった。

3月22日、連闘で迎えた9戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

5月13日、中5週で迎えた11戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ひばりが丘特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったカネマサドゥイットに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月28日、中1週で迎えた12戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、平取町すずらん鑑賞会特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた13戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、スパイキュール賞（門別ダート1800m 雨/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた14戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、オメガ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた15戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、優駿の里北海道安平町「アサヒメロン」特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた16戦目は、ティンバーカントリー賞（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた17戦目は、タイムパラドックス賞（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた18戦目は、アドマイヤコジーン賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のマイネマシェリに3馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

9月17日、中1週で迎えた19戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、新冠ライオンズクラブ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。