ピュアーホワイト（1988年生、母ビユテイフルクイン）

ピュアーホワイト（1988年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時8歳）と交配したビユテイフルクインが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は吉田又治。戦績は、中央平地25戦2勝2着2回。1990年のコスモス賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

9月1日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るラッキーオーカンを上がり1位の末脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

9月22日、連闘で迎えた3戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（函館芝1700m 晴/重）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったブリザードにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

10月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

11月25日、中4週で迎えた5戦目は、藤原哲朗騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のカトレア賞（中京芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3歳（1991年）

1月19日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松永幹夫騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

2月10日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、安達昭夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下のふきのとう特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安達昭夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月10日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下の奥尻特別（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタマモダイヤモンドに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

9月7日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマチカネアマツカゼに1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

9月15日、連闘で迎えた12戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月27日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（8戦2勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた15戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

4歳（1992年）

1月6日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の新春賞（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（9戦2勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は久保田英敬騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

5歳（1993年）

3月6日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

3月21日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

4月25日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（10戦2勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

7月3日、中5週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（京都芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月8日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（11戦2勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

8月15日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（12戦2勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。