スラーリドラーテ（2017年生、母テイクザスカイ）

スラーリドラーテ（2017年5月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「黄金の翼に乗って(伊)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時14歳）と交配したテイクザスカイが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は大狩部牧場。主な勝ち鞍は2021年の初空月賞(C1-4)。

経歴

デビュー前

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

1月13日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3月15日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5月24日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

8月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月16日、連闘で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、5着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

9月6日、連闘で迎えた7戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

10月10日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、ほとめきナイター最終レースは20時40分（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた9戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた10戦目は、ほとめきナイター最終レースは20時40分（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウレイゲツに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中1週で迎えた11戦目は、ほとめきナイター最終レースは20時40分（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパーフェクトレースに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月12日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったイサチルエースに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月20日、連闘で迎えた13戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、クリスマスキャロル賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月16日、中3週で迎えた14戦目は、寒茜賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は石川倭騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマオノピュアに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

1月23日、連闘で迎えた15戦目は、初空月賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のモルトルバートに1馬身1/4の差をつけて順当に勝利した。

9月26日、約8か月の休養明けで迎えた16戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

12月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

5歳（2022年）

1月29日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小林凌大騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

5月7日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

2022年8月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。