ナイスグローリアス（2002年生、母ハイセンスモモコ）

ナイスグローリアス（2002年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のキンググローリアス（当時16歳）と交配したハイセンスモモコが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は神垣道弘。戦績は、中央平地14戦0勝、中央障害3戦0勝、地方21戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2006年のJAめむろメークイン特別(一般C3-1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、神垣道弘から「北海道7月当歳市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

1月5日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた2戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

4月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップパパイヤ賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月8日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた6戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた7戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

7月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

7月30日、連闘で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

9月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月11日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた14戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

4歳（2006年）

1月8日、中1週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月30日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったラフィーナから6馬身差の2着となった。

6月20日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松島慧騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月5日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月9日、中4週で迎えた19戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、マルカブ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた20戦目は、オリオン特別（旭川ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったアグランオペラから半馬身差の2着となった。

9月5日、中1週で迎えた21戦目は、レチクル特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた22戦目は、コールサック特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のクラベストダンサーに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月4日、中1週で迎えた23戦目は、JAめむろメークイン特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島洋人騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のロドリゴボーイに1馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、三石町・静内町合併記念特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島洋人騎手（5戦2勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5歳（2007年）

3月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた25戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた26戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた27戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた28戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたカネタマル決め手に屈してハナ差の2着となった。

5月3日、中1週で迎えた29戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5月10日、連闘で迎えた30戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したタカトモテシオを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5月24日、中1週で迎えた31戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンラブリーを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

9月21日、約4か月の休養明けで迎えた32戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた33戦目は、一般C4（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月12日、連闘で迎えた34戦目は、飛騨高山杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るビッグニュースを強烈な末脚で半馬身差し切って4勝目をつかんだ。

10月24日、中1週で迎えた35戦目は、一般C4（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったハクシンフリーダムに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

10月31日、連闘で迎えた36戦目は、一般B10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大畑雅章騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイネルオリエントに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月21日、中2週で迎えた37戦目は、オッズパーク賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で大畑雅章騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた38戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で大畑雅章騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。