トーセンスティール（2015年生、母トーセンパピヨン）

トーセンスティール（2015年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋鋼」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時23歳）と交配したトーセンパピヨンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

8月27日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

11月5日、中9週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したアメリカンファクトを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2018年）

1月21日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のチビノオリヴィアに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3月3日、中5週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

6月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた6戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、オフト後楽園開設記念（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた7戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、湘南江の島海の王子杯（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

4歳（2019年）

4月19日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた8戦目は、春風賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

11月4日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、金沢競馬特別（浦和ダート800m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のジェームスに3馬身の差をつけて久々の一戦を物にした。

5歳（2020年）

1月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、東急プラザ渋谷開業記念（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

5月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、小田原城天守閣復興60周年記念（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。