ヤマニンダズリング（1989年生、母ヤマニンウインディ）

ヤマニンダズリング（1989年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナグルスキー（当時8歳）と交配したヤマニンウインディが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は廣田光夫。戦績は、中央平地21戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1993年の檜原湖特別(500万下)。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

5月24日、デビュー戦は高橋康之騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は510kg。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露したが、3着に終わった。

6月14日、連闘で迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、イブキマイオーギに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

6月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋康之騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた5戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフィールドビックに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月13日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセントミリオンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月17日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のツルギシンプウに1馬身3/4の差をつけて優勝

11月1日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた9戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月29日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい6着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北摂特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は河内洋騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたファンシーボール決め手に屈してハナ差の2着となった。

4歳（1993年）

1月6日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の初夢賞（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の銀蹄賞（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

8月7日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

9月11日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の能勢特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた17戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の檜原湖特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアラマサパークを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って制した。

10月23日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は上野清章騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた21戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に終わった。