タガノペルマネンテ（2017年生、母タガノラヴキセキ）

タガノペルマネンテ（2017年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+永久的(伊)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時10歳）と交配したタガノラヴキセキが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。2023年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月5日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

2月23日、中6週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月12日、中3週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったマイレリーフにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

5月2日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月14日、中5週で迎えた6戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったフォギーデイに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月28日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のバトルピアサーを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサウンドテーブルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて優勝

8月2日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で亀田温心騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

4歳（2021年）

3月20日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの矢作川特別（中京ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤懸貴志騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

6月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（4戦2勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

7月11日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの津軽海峡特別（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（5戦2勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの駒場特別（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（6戦2勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

9月25日、中6週で迎えた14戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（4戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

12月5日、中4週で迎えた17戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鳴海特別（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

5歳（2022年）

1月16日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた18戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 小雨/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。4着を確保した。

5月28日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒岩悠騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月9日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で黒岩悠騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウアツイタに約17馬身の大差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

10月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で黒岩悠騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（2023年）

2月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で黒岩悠騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月25日、中6週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で黒岩悠騎手（7戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月6日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で黒岩悠騎手（8戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で黒岩悠騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

11月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で黒岩悠騎手（10戦1勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

7歳（2024年）

2月24日、約3か月半の休み明けで迎えた29戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、春麗ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

2024年2月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。