ナイスオブイナリ（1999年生、母イナリママ）

ナイスオブイナリ（1999年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のナイスフレンド（当時8歳）と交配したイナリママが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は真歌伊藤牧場。戦績は、地方20戦2勝2着5回。2001年のジュニアグローリ(アラ系2歳)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柳江仁厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2001年）

8月17日、デビュー戦は次井武史騎手を鞍上に据えて、アラ系2歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したココロノイズミを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系2歳（笠松ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で次井武史騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したココロノイズミを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系2歳（笠松ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で次井武史騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したココロノイズミを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

9月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのジュニアグローリ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で次井武史騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアンドダッシュを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2002年）

4月3日、約6か月半の休養明けで迎えた5戦目は、長谷川太行騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい7着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川太行騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい6着に終わった。

5月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳オープンのアラブダービー（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川太行騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた8戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川太行騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた9戦目は、土田龍也騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアンドダッシュにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

8月15日、中4週で迎えた10戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土田龍也騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川太行騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4歳（2003年）

6月4日、約9か月半の休み明けで迎えた12戦目は、嶋崎公治騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアカネフジに半馬身の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

6月24日、中2週で迎えた13戦目は、アラ系一般B2（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で嶋崎公治騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月9日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、アラ系一般B2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋崎公治騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月30日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、アラ系一般A3 B1 B2（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で嶋崎公治騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったクニノオーカンから1馬身差の2着となった。

8月11日、中1週で迎えた16戦目は、立秋特別（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で嶋崎公治騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた17戦目は、アラ系一般A3 B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で嶋崎公治騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた18戦目は、アラ系一般B2 B3（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で嶋崎公治騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた19戦目は、アラ系一般A3 B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で嶋崎公治騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた20戦目は、アラ系一般A3 B2（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で嶋崎公治騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。