チャイカ（2017年生、母ノブレスオブリッジ）

チャイカ（2017年1月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「カモメ(ロシア語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時9歳）と交配したノブレスオブリッジが20歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、谷掛龍夫によって3,456万円で落札された。

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月12日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 雨/不良）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

12月1日、中6週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ボンオムトゥックにハナ差交わされて2着となった。

3歳（2020年）

1月6日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3月1日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、アルマフォルトに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月20日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

6月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松山弘平騎手（5戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

8月15日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で松山弘平騎手（6戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のステラアルバに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月20日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2の関西テレビ放送賞ローズステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で松山弘平騎手（7戦1勝）。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

11月7日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

12月13日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（8戦1勝）。17頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

4歳（2021年）

3月21日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた12戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

6月19日、中9週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（9戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

7月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ最後はテンシノエアと並んで7着同着となった。

11月13日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサルトアトランテに1馬身の差をつけて優勝

11月27日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5歳（2022年）

2月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

4月24日、中9週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラスの福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったルクルトに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの戸畑特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた21戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの宗像特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず12着に敗れた。

11月12日、中9週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小沢大仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

6歳（2023年）

1月15日、中8週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラスの小郡特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（6戦1勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた24戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの大濠特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた25戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

4月1日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラスの仲春特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月23日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラスの福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

2023年4月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。