アタゴキャロット（2003年生、母ミレニアムクイーン）

アタゴキャロット（2003年2月14日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋人参」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時7歳）と交配したミレニアムクイーンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大栄牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方32戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の処暑特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大栄牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、大作ステーブルから「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、坪野谷和平によって1,008万円で落札された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

10月29日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

3歳（2006年）

1月8日、中6週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

4月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 雨/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

5月13日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた5戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

6月17日、中4週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

9月25日、中8週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のガーネット賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月29日、中4週で迎えた9戦目は、緒方洋介騎手を鞍上に迎えて、幸彦幸子旅行記念特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた10戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般E4（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベニノペガサスを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

11月25日、中1週で迎えた11戦目は、剣山特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は緒方洋介騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた12戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、手をつなごう特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タガノサンデーに交わされて1馬身差の2着となった。

12月24日、連闘で迎えた13戦目は、一般Eイ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカムイントゥパワーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（2007年）

1月2日、連闘で迎えた14戦目は、一般D7（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシンワスキャンをクビ差振り切って制した。

1月21日、中2週で迎えた15戦目は、一般D5（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタガノサンデーに1馬身半の差をつけて制した。

3月3日、中5週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた16戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

5月13日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、村田正退職記念特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タニノエモーションにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月20日、連闘で迎えた19戦目は、一般C Dイ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5月27日、連闘で迎えた20戦目は、宮原義典騎手を鞍上に迎えて、日本大学有志会特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

6月3日、連闘で迎えた21戦目は、一般C Dイ（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるキングオブビーストを捕まえ切れず、7馬身差の2着となった。

6月10日、連闘で迎えた22戦目は、緒方騎手さよなら特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は緒方洋介騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

6月17日、連闘で迎えた23戦目は、一般C Dイ（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したベルモントアヴリルを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

6月24日、連闘で迎えた24戦目は、倉兼育康騎手壮行特別（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は宮原義典騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた25戦目は、一般C6（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦3勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた26戦目は、一般Cロ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（5戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハッピーランドに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

7月21日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般C4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（4戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るエイシンフーチェンを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って6勝目を掴み取った。

8月18日、中1週で迎えた29戦目は、処暑特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンフーチェンを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

8月25日、連闘で迎えた30戦目は、一般B4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず4着に敗れた。

9月1日、連闘で迎えた31戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般Bロ（高知ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月8日、連闘で迎えた32戦目は、景亮誕生日特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた33戦目は、愛鳥チーちゃん特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

9月30日、連闘で迎えた34戦目は、たんた大好き特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（7戦2勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

10月7日、連闘で迎えた35戦目は、肉牛の部第8区特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（8戦2勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月13日、連闘で迎えた36戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

11月24日、中5週で迎えた37戦目は、栄久快気祝い特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

5歳（2008年）

2月2日、中9週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた38戦目は、一般B3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた39戦目は、茗荷にカブリダニ特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた40戦目は、アペックス特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（10戦2勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

6月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた41戦目は、濱田達也騎手を鞍上に迎えて、一般C2（高知ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。